2012.8.1 05:03
五輪選手村は夜も熱戦!コンドーム史上最多配布
ロンドン五輪の選手村で無料配布されている史上最多15万個のコンドームが、開幕わずか5日目で早くも品薄状態になっていることが31日、分かった。支給している英最大手のコンドームメーカー、デュレックス社では追加支給を検討。観客席に空席が目立つことで組織委員会がやり玉に挙げられているのも何のその。選手村は“夜の大運動会”も盛況のようだ。
204カ国・地域から約1万500人が参加するロンドン五輪。1992年のバルセロナ大会から始まったとされる選手村でのコンドーム無料配布だが、今回は史上最多の約15万個が用意されたにもかかわらず、27日の開幕からわずか5日目にして、一部で品薄状態になっているという。
2000年シドニー大会では7万個が1週間で底をつき、2万個を追加された。10年バンクーバー冬季大会では当時史上最多の10万個が用意されるなど、大会規模に伴い数が上昇してきた。
今回は単純計算で1人15個になるが、いくら何でも早すぎないか? 提供するデュレックス社は「お土産として持ち帰る選手もいるようです。ただ、世界トップレベルのアスリートたちの体力を甘く見てはいけません」。“想定内”といわんばかりで、追加支給を検討しているという。
古代ギリシャ時代からいわれてきた「競技前のSEXは成績に悪影響を及ぼす」の定説も今は昔。世界トップレベルの肉体を持った若い選手たちが約1カ月間も宿舎をともにすれば、何も起きないわけがない。
08年北京大会で優勝したサッカー米女子代表の美人GK、ホープ・ソロ選手(31)が「選手村では70%以上の選手がSEXしている。屋外でも、建物の間でもSEXしている各国選手をたくさん見た」と今大会の直前にインタビューで衝撃発言し、これに選手村を管理する組織委員会が反論し話題になった。
もちろん、すべての選手がそうだ…というわけではなく、肉体的な負担があまりない選手やメダルに届かないと自覚している選手らが早々と“励み”始めるという。
英サリー大で心理学を専門とするマーティン・ミルトン研究員は「睡眠時間を削ってまで性行為にふけっていれば、体力や集中力が落ちるのは五輪選手に限った話ではない。要は、頻度や内容で度を超さなければ問題はない」と指摘する。
選手村の“夜の部”の盛況ぶりは、8月12日の閉幕まで続きそうだ。
★SEXしても競技に影響なし
過去にはプロボクシング元世界ヘビー級王者、モハメド・アリ(米国)も大一番の前には6週間も“禁欲”した伝説が知られるが、五輪が開催されるたびに、SEXが競技に及ぼす影響が話題になってきた。
実際に英米やカナダの医療機関では、前夜にSEXした選手と、1週間の禁欲をした選手に競技をさせて成績を比較。しかし、いずれの実験でも双方のグループ間にSEXの有無による影響は見られなかったという。